紅麹を使った商品を巡る健康被害問題で、小林製薬は「紅麹事業から撤退する」と表明しました。

 小林製薬が製造・販売したサプリメント「紅麹コレステヘルプ」などを巡っては、8月4日の時点で319件の死亡に関する相談があり、このうち107件が死亡の因果関係を詳細に調査する対象となっています。

 また、健康被害の相談は1万件を超えています。

 小林製薬は8日の取締役会で紅麹関連商品の製造・販売事業から撤退することを決議したと午後、会見で明らかにしました。

 また、小林製薬は引き続き、被害者や取引先への補償や原因究明などの対応を進めるとしています。