アメリカのバイデン大統領は、秋の大統領選挙でトランプ氏が敗れた場合にハリス氏への権力移行が平和的に行われるかどうかについて、「全く確信が持てない」と述べました。

 バイデン大統領は7日、CBSニュースのインタビューの中で来年1月に予定する権力移行が平和に行われるかどうか問われると、「トランプ氏が敗れれば全く確信はない」と述べました。

 また、トランプ氏が言うことを「真に受けてはいない」としながらも、「負ければ血の海になるとか選挙が盗まれたことになるとか、そんなことばかり言っている。彼は本気だ」と警告しました。

 3月にトランプ氏が「私が選ばれなければこの国が血の海になる」と述べたことなどを受けて、懸念を募らせています。

 トランプ氏は6月のテレビ討論会でも選挙結果を受け入れるかどうかについて、「公正で合法で良い選挙であれば」と条件を付け、敗れれば受け入れない可能性も示唆しています。