小林製薬は健康被害の報告があった「紅麹」原料を基準値以上含む製品が新たに2つあったと厚生労働省に報告しました。

 今年4月、小林製薬は紅麹原料を扱う自社以外の225社の製品の緊急調査で、基準値以上の紅麹を含む製品はなかったと報告していました。

 しかし、先月26日、小林製薬に報告漏れや不備があり、2つの製品に健康被害の報告があった特定ロットの紅麹原料が基準値以上、使われている可能性があることが分かりました。

 これを受け、厚生労働省は小林製薬に対して7月末までの再点検を求めていました。

 小林製薬は再点検の結果、7月31日付で、新たに株式会社トータルヘルスコンサルティングが販売する「紅心清」と芳香園製薬株式会社が販売する「ノンコレッセンプレミアム」の2つの製品に特定ロットの紅麹原料が含まれる可能性があるなどと厚労省に報告しました。

 いずれもすでに自主回収され、健康被害は確認されていません。

 このほか、特定ロットではないものの、基準値以上の紅麹原料が含まれていた製品も今回の報告で新たに6つ判明しました。