パレスチナ自治区・ガザ市の学校にイスラエル軍による攻撃があり、60人以上が死亡しました。

 ガザ市東部の学校を10日朝、イスラエル軍が攻撃しました。

 ガザの保健当局によりますと、少なくとも60人が死亡し、47人が負傷しました。

 攻撃された学校は避難所として使われていて、当時、夜明け前の礼拝が行われていたということです。

 イスラエル軍は今回の攻撃を認め、「ハマスのテロリストが潜伏し、イスラエルへのテロを計画していた」としたうえで、「ハマスは民間人を人間の盾として利用している」と従来の主張を繰り返しました。

 一方、「ガザ市民への被害を減らすために、攻撃前には情報収集や精密兵器の使用などの措置を取った」と釈明しています。

 ハマス側は声明を発表し、「イスラエルは避難所や住宅街の無防備な市民を計画的に狙っている」と非難したうえで、アラブ諸国をはじめ国際社会に攻撃停止への働き掛けを呼び掛けました。