震度5弱を観測した鹿児島県霧島市では一部の地域で水道水の濁りが現在も確認されていて、家庭や飲食店で対応に追われています。

 霧島市では水道水を供給する国分台明寺水源で地震の影響による水の濁りが確認され、市内3カ所に給水所を設置しています。

霧島市在住の人 「飲む水とか口に入るやつは使わない」 「(Q.今までこんなことはあった?)初めてですよ。震度5弱でこんなに水が濁るとは思ってなかった」

 こちらの家庭では飲み水用に市販の飲料水を買い集め、入浴もシャワーで済ませているようです。

霧島市在住の人 「お米とぐのも水だと思って本当に困りました」

 同じく霧島市内で海鮮料理を提供するこちらの飲食店も、営業を続けるため対応に追われています。

山海の旬一(はじめ) 鎌田和久さん 「お客さんに出す分はこちらから、飲料水はこれ(ペットボトル)を使っている」

 満足な水が確保できないため、11日と12日はランチタイムのみの営業ということです。

山海の旬一(はじめ) 鎌田和久さん 「何とか乗り切った。またきれいな水に戻ると思うのできょうと明日が正念場」

 霧島市の上下水道部によりますと、水道水の濁りは解消に向かっているということです。