南海トラフ地震臨時情報の対象地域となっている高知県では、津波が押し寄せた際に逃げ込むことができる「津波避難シェルター」の確認作業が進められています。

 高知県室戸市では、8年前に日本で唯一の「津波避難シェルター」が建設されました。

 シェルターには複数の分厚い扉が設置されていることから、津波が押し寄せた場合でも内部の浸水を最小限に抑えることができます。

 70人ほどが避難することができ、2日分の水や食料などが備蓄されています。

 シェルター周辺の地区では住民の約6割が75歳以上の高齢者であることから、市は坂道を登って高台に逃げる必要がない避難シェルターを積極的に利用してほしいと呼び掛けています。