岸田文雄総理大臣は14日、来月に予定されている自民党総裁選に出馬しない考えを記者会見で表明した。突然の総裁選不出馬を受け、茂木敏充幹事長と麻生太郎副総裁が14日夜に会談を行うなど「ポスト岸田」の動きが早くも活発化している。

■突然の表明に野党は…「自身の限界」

岸田総理 「自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことであります。私は来たる総裁選には出馬いたしません」

 突然、自民党総裁選への不出馬を表明した岸田総理。自民党の派閥を巡る「裏金問題」の“けじめ”だと主張した。

岸田総理 「もとより所属議員が起こした重大な事態について、組織の長として責任を取ることにいささかの躊躇(ちゅうちょ)もありません。私が身を引くことでけじめをつけ、総裁選に向かっていきたいと考えています。そして、選ばれた総裁は今度こそオール自民党でドリームチームを作って信頼回復に向けてしっかりと取り組んでもらいたいと思います」

 突然の表明に、野党は次のように話した。

共産党 小池晃書記局長 「まさに国民の怒りの広がりの前に追い詰められた『立候補しない』『立候補辞退』という表明だと」

立憲民主党 泉健太代表 「自身の限界というものを感じたのじゃないのかと、そんなふうにも感じますね」

 「ポスト岸田」を巡り、出馬が取り沙汰される自民党議員には早くも動きがあった。

自民党 石破茂元幹事長 「私のようなものでも一緒にやろうという方々、総裁選に推してやろうという方々が20人おられれば、ぜひとも総裁選挙に出馬したいと思っております」

 出馬に意欲をにじませている茂木幹事長は麻生副総裁14日夜に会食した。

茂木幹事長 「(Q.麻生さんとはどんなお話をされた?)…」 「(Q.支持は要請された?)…」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年8月15日放送分より)