ガザ地区での戦闘で多くの家族を失ったというパレスチナ人の男性が、ANNの取材に対し現場の惨状を伝えるとともに即時停戦を訴えました。

ガザ地区に住む研修医 イズディン・ルル氏(22) 「20人の家族を失いました。まだ全員がれきの下にいます。私は深い悲しみの中にいます」

 ガザ地区北部に住む研修医のルル氏は去年10月、空爆で家を失いました。1カ月後には父親や兄の家が空爆され、今も家族20人ががれきの下に埋まったままだということです。

イズディン・ルル氏 「状況は壊滅的で悪化の一途をたどっています。これほど大量の死者を出すのは極めて悲惨なことです」

 1週間前にはルル氏の病院にも空爆でけがをした妊婦や子どもたちが次々と運び込まれましたが、その多くが命を落としたと話します。

イズディン・ルル氏 「罪のない人々の命が危険にさらされているのをただ見ている必要はありません」

 ルル氏は残された生存者を守るため、即時停戦を強く求めると訴えました。