激しい炎を前に、なすすべがない様子の消防士。トルコ西部で山火事が猛威を振るっています。

 先週木曜日からの発生件数は247件。300人の消防士と航空機数十機を動員して懸命の消火活動が続いています。

 トルコ第3の都市・イズミルでは、市長らが見つめるなか炎は強風にあおられ、勢いを増していきます。

 その美しい街並みから「エーゲ海の真珠」と呼ばれる港町・イズミル。火の手は住宅街に達し、多くの住民が避難を余儀なくされる事態となっています。

 今回、火元の一つとされているのが「たき火」です。当局は火災発生時、ピクニックをしていた3人の行方を追っているということです。