アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設を巡り、沖縄防衛局は20日午後にも本格的な工事に着手する見通しです。

 沖縄防衛局は、辺野古の大浦湾側に7万本の杭を打ち込んで軟弱な地盤を固める工事を計画していて、県に対し、今月以降に着手する方針を伝えていました。

 工事は今月1日にも始まる見通しでしたが、台風の影響で延期していました。

 今回の杭打ち工事は、埋め立て区域の周りを囲うコンクリート製の護岸を作るためのものとみられています。

玉城デニー知事 「協議が整うまで工事は行うべきではないというのが一貫した県の考え方」

 玉城知事は防衛局に県がこれまで求めていた環境保全などの協議が整うまで、工事に着手しないよう求めました。