国民スポーツ大会のあり方について、全国知事会の会長を務める村井宮城県知事は２２日の会見で、全国の都道府県に行ったアンケートでは大会の見直しを求める声が多く上がっているとし、各都道府県がおおむね賛成できるような内容で意見をとりまとめる考えを示しました。

　国民体育大会から名称が変更された国民スポーツ大会をめぐっては、廃止も１つの考え方との村井知事の発言を受け、大会の廃止や見直しに賛同する意見が出る一方、慎重な検討を求める声も上がっています。

　全国知事会の会長を務める村井知事は２２日の会見で、知事会として各都道府県を対象に行ったアンケートで、見直しを求める声が多く上がっていることを明らかにしました。

　村井知事「出てきたもの（アンケート）を見ると、さすがに廃止という意見はございませんが、大幅に見直してほしいという意見が方向性としては出ていると思いました」

　今後については、全ての都道府県のアンケート結果がまとまり次第、担当の知事らと大会のあり方についての提案のたたき台を作り、日本スポーツ協会と協議をすることになるとの見通しを示しました。

　村井知事「主導権はあくまでも日本スポーツ協会にある。日本スポーツ協会にこの時期までに出してくれと言われたら、それまでに我々の意見を取りまとめて提出するということになります。全員賛成ではなくてもおおむね賛成できるような形にして提出できれば」