福島第一原発2号機のいわゆる「燃料デブリ」の試験的な取り出しが22日に始まる見込みです。

 福島第一原発では、原子炉で溶け落ちた「燃料デブリ」の総量が1号機から3号機までで約880トンあります。

 東京電力はこのうちの2号機でこの後、午前6時からデブリの取り出し準備を始めます。

 午前中には装置が格納容器の外側の隔離弁に達し、試験的な取り出し作業に入る見込みです。

 その後、順調に作業が進めば1週間ほどで釣り竿で糸を垂らすようにケーブルを下ろして1グラム程度のデブリをつかみ、さらに1週間程度をかけてデブリを入れた容器を回収します。

 回収されたデブリは茨城県内の施設で分析が行われる予定です。