「スコッティ」で知られる日本製紙クレシアは、「エリエール」を展開する大王製紙に対し、製品の製造差し止めなどを求めて裁判を起こしています。

 問題となったのは、日本製紙クレシアが特許を取得したトイレットペーパーの柔らかさを保ったまま1ロールの長さを3倍にする3倍巻きの技術などです。

 3.2倍巻きを販売した大王製紙に「まねされた」と訴えています。

 これに対し、東京地裁は21日の判決で日本製紙クレシアの訴えを退け、特許権の侵害を認めませんでした。

大王製紙 知的財産部 浜畑成靖部長 「こういった商品群は一社独占ではなくて、各社そろって市場を盛り上げていく必要があるのではないか。残念ながら、日本製紙クレシアさんは違うお考えを持っていたということなのかと思う」

 一方、日本製紙クレシアは「到底承服できない」とコメントし、控訴する方針です。

(「グッド!モーニング」2024年8月22日放送分より)