台風10号が週明けに強い勢力で日本列島を縦断する恐れが出てきました。大気が不安定になり、局地的な大雨に警戒が必要です。

■ルートに加え「猛烈な風」も注意

 連日、日本列島を襲っているゲリラ雷雨。愛知県一宮市では23日朝、道路が川のような状態に…。車は水をかき分けながら、ゆっくり進みます。

投稿者の男性 「どんどん水深が深くなってきて車内の方にも若干水が入ってくるような感じになり、そ こで怖くなったんですけれども。急に冠水が始まったらもう逃げようがないんですよね」

 週明けには、さらなる心配が…。日本の南を発達しながら進む「台風10号」の存在です。気象庁の予想では、27日ごろに西日本 列島に接近。28日にかけて、近畿・四国・東海・関東のいずれかに上陸する可能性が恐れがあるということです。

 一方、アメリカやヨーロッパの気象当局は、紀伊半島や東海地方付近に接近・上陸し、そのまま関東南部を直撃すると予想しています。

 ルートに加えて警戒が必要なのが猛烈な風。接近時の台風10号は、最大瞬間風速が45メートルから60メートルにもなると見込まれているのです。

 猛烈な風を伴い台風10号と似たルートを通った台風として思い出されるのが、2018年、大阪市で最大瞬間風速47.4メートルを記録するなど、近畿地方を中心に甚大な被害をもたらした台風21号です。

 トラックが横転し、荷台の一部が吹き飛んでいきます。屋根が飛び、火花も確認できます。

 暴風で流されたタンカーが関西国際空港の連絡橋に衝突。旅行客らおよそ5000人が一時、孤立状態となりました。

(「グッド!モーニング」2024年8月24日放送分より)