86年前に起きた阿武隈川の洪水で殉職した警察官2人の慰霊祭が、宮城県角田市で開かれました。

 慰霊祭は、現場近くに立つ慰霊碑の前で行われました。

 1938年(昭和13年)9月1日の夜、台風による豪雨で阿武隈川の堤防が決壊する恐れがあると報告が入ります。

 報告を受け、署員らが乗った船が現場に向かう途中に支流の小田川で転覆し、角田警察署長の舘山千治さん(42)と巡査部長の佐藤喜代松さん(45)が亡くなりました。

 式典では参列者が献花をして、2人を悼みました。

 長澤博一角田警察署長「災害に適時適格に対応できるように、そして尊い人命を最大限に守りながら警備を遂行してまいりたいと思っております」