防衛省は、来年度予算案の概算要求で過去最大となるおよそ8兆5000億円を計上しました。

　政府は2023年度から2027年度の5年間の防衛費をおよそ43兆円とすることを決定していて、来年度はその3年目にあたります。

　敵の射程圏外から攻撃可能な「スタンド・オフ・ミサイル」を導入する準備を進め、複数の人工衛星で情報収集を行う「衛星コンステレーション」を構築するために3232億円を計上しています。

　また、敵の車両などを攻撃する自爆型の小型ドローンの購入に30億円を要求します。

　さらに、航空自衛隊に宇宙空間の監視や対処任務を担う「宇宙作戦団」を新たに編成することも盛り込みました。