総額600億円にも上る犯罪収益の資金洗浄事件で、大阪府警は公開手配していた主要メンバーの男を逮捕しました。

 池田隆雅容疑者(38)は2021年から去年にかけて、ペーパーカンパニーを使い金融機関からだまし取った法人口座から、投資詐欺での犯罪収益などおよそ560万円を別の口座に送金するなどした疑いが持たれています。

 警察は男の認否を明らかにしていません。

 池田容疑者は「リバトングループ」と名乗る組織で資金洗浄を繰り返していたとみられ、海外に逃亡し公開手配されていましたが、帰国したところを逮捕されました。

 池田容疑者は「旅券返納命令が出て、帰ってきた」という趣旨の話をしているということです。

 警察は、残る主要メンバーの1人、伊藤真也容疑者(37)についても行方を追っています。