杜の都の冬を彩るSENDAI光のページェントが、資金難のためにクラウドファンディングを始めました。
SENDAI光のページェントは、2023年には200万人が訪れたイベントで、12月6日から25日まで開催されますが窮地に立たされています。
2024SENDAI光のページェント実行委員会丸山哲史実行委員長「ここ数年来資金不足にずっと悩まされていて、このままだとこれまでのような規模で開催することが困難であるという結論に達し」
コロナ禍で協賛金が大きく減少したことに加え、物価高の影響で警備などの人件費や電気代などが10年前の1.6倍から2.7倍になりました。更に追い打ちをかけたのが、仙台市役所の建て替え工事です。
2024SENDAI光のページェント実行委員会丸山哲史実行委員長「定禅寺通りに隣接している勾当台公園市民広場、勾当台公園で様々なイベントを行ってきた。ですが仙台市役所の建て替え工事のため使えなくなってしまうという状況に」
このままですと点灯区間が通常の3分の2になってしまうことから、実行委員会では最終目標2000万円のクラウドファンディングを決断しました。
現時点の予算で賄えるのは、西公園通から国分町通までの約450メートルで、クラウドファンディングで1500万円が集まれば150メートル延長し東一番丁通まで、2000万円が集まると例年と同様に東二番丁通までの全長700メートルの区間で点灯できます。
市民「無いと寂しい気持ちはあるので、手軽に支援できるのであれば、賛同する方も多いのではないか」「ずっとこれからもページェントが続くように願っています」
2024SENDAI光のページェント実行委員会丸山哲史実行委員長「やめるのは簡単だが、続けていくことに意味があると思う。何とか毎年年末の夜空を照らしてくれる光のページェントを皆さんの力で続けていけるようにご協力いただきたい」
SENDAI光のページェントのクラウドファンディングは、1日午後1時現在で18万3000円の支援が集まっています。
クラウドファンディングは1口1000円から受け付けていて、30日までとなっています。