宮城県出身の日本を代表する彫刻家、佐藤忠良の作品展が宮城県石巻市の博物館で開催されています。

 1912年宮城県大和町生まれの佐藤忠良は、フランスの国立ロダン美術館で日本人初の個展を開くなど国際的に活躍しました。

 会場には、改修中の宮城県美術館に収蔵されている作品64点が展示されています。

 代表作の「帽子・夏」は、スリムで都会的なセンスに満ちあふれた作品となっています。

 挿絵を手掛けた人気の絵本「おおきなかぶ」についても展示されています。

 来場者「おおきなかぶが好きなので、家族で来てみました。色々な彫刻も見ることができてとても良い機会だなと思いました」

 石巻市博物館小野雄希学芸員「すごい静かで落ち着いたポーズを取るんですけど、その中に気品が漂ってる女性の姿とか、また、そのコツコツと作品を作る佐藤忠良さんの職人的な姿が見えてくるっていうところが魅力だと思っています」

 移動美術館佐藤忠良展は、29日まで石巻市博物館で開催されています。