政府は、電気・ガス料金やガソリン代の補助金の財源として、予備費からおよそ9892億円を支出することを閣議で決定しました。

鈴木財務大臣 「本日の閣議におきまして物価・賃上げ促進予備費の9892億円の使用を決定いたしました」

 政府は物価高騰対策として、5月末に打ち切った電気・ガス料金の補助を、8月から10月の使用分のみ再開し、2年前に始まったガソリン代の補助も年内は続けるとしています。

 今回の支出分を含めると、一連の予算額はおよそ11兆円です。

 鈴木財務大臣は「脱炭素化の流れや財政負担の観点なども勘案すれば、いつまでも続けるべき政策とは言えない」としています。