自民党の岸田派は3日、政治団体の解散届を総務省に提出しました。受理されれば正式に解散となり67年の歴史に幕を閉じます。

 岸田派=宏池会は、自民党派閥の裏金事件を受けて岸田総理大臣が1月に解散を表明し、事務所を閉鎖するなど解散に向けた手続きを進めてきました。

 関係者によりますと、派閥に残った資金は党本部に寄付したということです。

 実際に解散するのは、6つの派閥のうち森山派に次ぐ2番目です。

 派閥解消に先立って会長を務めた岸田総理はすでに派閥を抜けていて、ナンバー2だった林官房長官が座長を務めていました。

 これまでに5人の総理大臣を輩出した派閥は67年の歴史に幕を下ろします。