アメリカはレイバーデーの祝日を迎えました。大統領選挙まで残り2カ月余り。ハリス氏とトランプ氏の両陣営の終盤戦がスタートしました。

 アメリカ大統領選挙は労働者の日を意味する祝日「レイバーデー」を迎えた2日以降に、選挙戦が本格化するのが慣例です。

 民主党候補のハリス副大統領は早速、激戦州の労働組合員を前に演説し、労働者層の支持固めに奔走しました。

ハリス副大統領 「私たちが労働組合を祝うのは、労働組合がアメリカを築き、労働組合がアメリカの中産階級を築いたからだ」

 一方、共和党候補のトランプ氏は1期目の在任中に「自由で公正な貿易協定を成立させ、労働者を保護した」などとSNSでアピールし、支持を呼び掛けました。

 ハリス氏の陣営はレイバーデーに姿を見せなかったトランプ氏について、「労働者の日に労働者を見捨てた」「政権を取れば億万長者の献金者のために労働者家族を売り渡すからだ」などと批判を強めています。

 10日には、ハリス氏とトランプ氏の初の直接対決となるテレビ討論会が予定されています。