警察庁の露木康浩長官は7月の記録的大雨で警察官2人が犠牲になった山形県の現場を訪れ、2人が最後まで職務を果たしていたことに触れて「最後まで警察官だった」と追悼しました。

警察庁 露木康浩長官素材番号 「水に流されているパトカーの中から彼らが発した声をきのう、聞きましたけれども、『まだまだ車がここらに流入してきている』『交通規制をしてほしい』という声が彼らの最後の発信であったと伺いました。彼らは最後まで警察官であったと思います」

 露木長官は7月の記録的な大雨の犠牲になった山形県新庄警察署の玉谷凌太巡査長(26)と佐藤颯哉巡査部長(29)の最後の通信記録に触れ、「最後まで警察官だった」と追悼しました。

 露木長官は今月3日、新庄署を訪れて献花をし、2人が乗っていたパトカーが発見された場所を訪れて黙祷(もくとう)を捧げていて、4日に改めて「災害における被災者の救出・救助という非常に危険な業務に従事する警察官の安全のため、装備式材の整備などが極めて重要であるということを改めて痛感をした」と述べました。