宮城県大郷町のスポーツパーク構想をめぐり、大郷町は4日に始まった町議会定例会に構想への賛否を問う住民投票を実施するための条例案を提出しました。

 スポーツパーク構想は、台風で被災した大郷町粕川地区にサッカー場や宿泊施設を整備し、運営を京都市の企業スポーツXが担います。

 構想をめぐっては町長と議会が激しく対立し、用地取得費用などの関連予算案が二度にわたって否決されています。これを受け、田中学町長は住民投票で直接民意を問う意向を示していて、4日に始まった町議会9月定例会に住民投票を実施するための条例案を提出しました。

 町によりますと、住民投票は18歳以上が投票権を持ち構想への賛否を二択で選んでもらいます。実施は条例の施行日から90日以内です。

 田中学大郷町長「町民が町の主役だと、町民の意見を聞いてそれによって判断するということから提案をしたと」

 住民投票の条例案は5日から本格的な審議に入り、6日に採決される方針です。