水産加工会社がスーパーのバイヤーなどに商品をPRするイベントが、仙台市若林区で行われました。これまで利用されていなかった魚に注目です。
水産物の消費と販路の拡大を目指して仙台水産が毎年開催しているイベントには、東北を中心に全国の水産加工会社など217社が参加しました。
年末商戦に向けたカニや数の子のほか能登半島地震で被災した企業の商品などが並び、大勢のバイヤーが足を運びました。
知名度の低さや規格外などの理由から、これまで利用されなかった魚を紹介するブースです。
坪谷歩香記者「宮城県で取れるノロンボという魚です。癖が無くて身もプリプリです」
ノロンボは深海魚で、これまでも石巻や塩釜で水揚げされていましたが、卵巣に毒があるなど下処理に時間がかかることから捨てられていました。
漁獲量の減少やフードロス削減の観点からフライにして提案され、訪れた人が味を確かめていました。
仙台水産営業本部伊藤真本部長「色々な食べ方ですとか売り方ですとか、ふんだんに提案してますので一般消費者の方に魚食普及、お魚をいっぱい食べてもらえるようになっていけば良いかなと思っています」