警察庁の露木長官は長官としては約10年ぶりになる福島第一原発の視察を行い、テロ対策部隊「原発特別警備部隊」の視察などを行いました。

露木長官 「発電所がテロの標的となることがあっていけません。原子力発電所関係者の皆様ときっちり連携をしながら、ドローン対策も含め、警戒力を更に高める取り組みを進めていきます」

 警察庁の露木康浩長官は警察庁の長官として2013年、2015年以来になる福島第一原発の視察を行い、24時間態勢で原発の警戒・警備を行う原発特別警備部隊に「特殊な環境下、任務遂行のため全力で緊張感を持って取り組んで下さい」などと激励しました。

 その後、露木長官は現在、福島県警のほか、17道府県と皇宮警察の46人で編成され、県内の帰還困難区域などのパトロールを行う「特別警ら隊」の拠点を訪れ、「誇りと使命感を持ち、この地で活躍をされている皆様方に改めて敬意を表したい」などとしたうえで、「引き続き安心感を醸成するために活躍して貰いたい」と話しました。

 露木長官は今回の山形県、福島県の視察で「様々な災害があり、一つとして同じものはない」「一つひとつの災害で得た教訓をもとに、これからも災害対処体制の高度化に取り組んでいく」と結びました。