日本企業として初めての月面着陸を目指す宇宙スタートアップ「ispace」は、ルクセンブルクで製造した月面探査車の日本への輸送が完了したと発表しました。

 ispaceは月面探査車「テネシアス」を先月4日、製造拠点のルクセンブルクから日本へ専用コンテナで輸送しました。

 探査車は全長54センチ、重量約5キロで、日本で月面着陸船に搭載する作業を行った後、アメリカに輸送し、冬にはアメリカの宇宙会社「スペースX」のロケットで打ち上げられる予定です。

 月には約5カ月で到着し、月の砂の採取を目指します。

 ispaceは去年4月、民間企業初の月面着陸に挑戦しましたが失敗に終わり、今回が2回目の挑戦となります。