アメリカ政府は、ロシアが今年秋の大統領選挙への介入を試みているとして、ロシア国営メディアの幹部らを制裁対象に加えると発表しました。

 アメリカ財務省が4日、新たに制裁対象に加えたのは、ロシアの国営メディアRTの編集長ら10人です。

 財務省によりますと、RTの幹部はフロント企業を通して自らの関与を偽装したうえで、アメリカのソーシャルメディアで影響力を持つインフルエンサーへの接触を図ったということです。

 また、ロシアは長年にわたり、国営メディアなどを通して偽情報を拡散するなど、アメリカ大統領選に悪い影響を与えようと目論んできたと非難しました。

 これまでにアメリカ政府は2016年の大統領選で、ロシアがサイバー攻撃を通して選挙に介入したと断定しています。