海上自衛隊の将来を担う初級幹部らを乗せた練習艦「かしま」が、世界一周の遠洋航海の途中イギリスに寄港しました。

 5日、イギリスに到着した海上自衛隊の練習艦「かしま」は、初級幹部の実習生およそ150人を乗せ、5月から6カ月間の日程で世界各地を訪問しています。

 これまでにトルコやスペインなど、NATO=北大西洋条約機構の加盟国らと共同訓練や交流をしたということです。

練習艦隊 西山高広司令官 「彼らが大学生ぐらいのころが一番、新型コロナがピークを迎えていた時期で、海外を知らないとか、そういった者もたくさん含まれている。そういった観点からもできるだけたくさんの物を見せて経験させて、現地の人とも触れ合ってほしいと思う」

 練習艦「かしま」はロンドンを離れた後、アメリカとメキシコを訪れ、11月に日本に帰港します。