ウクライナ軍がロシアへの越境攻撃を開始してから1カ月が過ぎ、ウクライナ軍の司令官は越境攻撃は成功しているという認識を示しました。

 ウクライナ軍のシルスキー司令官は、5日に放送されたCNNテレビのインタビューで「我々は戦闘を敵の領土に移し、我々が毎日感じていることを敵に感じさせた」と述べ、ロシアへの越境作戦は成功しているという認識を示しました。

 また、ウクライナ東部の戦況についてロシア軍は過去6日間、重要地域で前進しておらず、砲撃が減っていると明らかにしています。

 一方、ロシアのプーチン大統領は5日、ウクライナの越境攻撃について、「敵は何も成功しなかった。我々の進撃は鈍っていない」と述べ、失敗だと強調しています。

 ウクライナ全土では、ロシア軍による民間の建物やインフラ施設の攻撃が激しさを増していて、3日には中部で弾道ミサイル攻撃によって51人が死亡しました。

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