東北電力女川原発2号機の再稼働に向け、3日に始まった原子炉に核燃料を入れる燃料装荷作業が公開されました。

 燃料装荷は女川原発2号機の再稼働に向けたステップの1つで、核燃料を束ねた集合体を原子炉に入れていきます。

 3日から始まった作業では、使用済み燃料プールに保管されている長さ4.5メートル重さ300キロの核燃料の集合体を専用のクレーンで1本ずつ吊り上げ、原子炉に入れます。

 女川原発新川伸之環境・燃料部長「2人乗り込んでいるのが燃料交換機です。その下の直下が燃料プールで、ここから燃料を取り出して、真ん中の原子炉に燃料を装荷していく」

 1週間ほどかけ核燃料の集合体560体を原子炉に入れる計画で、6日夕方までに180体を挿入するということです。

 女川原発2号機は、10月ごろに制御棒を引き抜いて原子炉を起動させ、11月ごろに再稼働し12月ごろに営業運転を始める予定です。

 女川原発2号機は、東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第一原発と同じ沸騰水型と呼ばれるタイプで、このタイプの再稼働は全国で初めてとなります。

 女川原発新川伸之環境・燃料部長「1つ1つの作業手順を確認し、設備の健全性を確認しながら慎重かつ確実に作業を進めたい」