立憲民主党の代表選挙が7日、告示されました。選挙戦の構図が当日の朝まで決まらず、異例の展開となりました。

 (政治部・森本優記者報告)  先ほど候補者の届け出が終わりましたが、最後の最後で立候補にこぎつけたのは、当選1回の吉田晴美衆議院議員でした。

立憲民主党 吉田晴美衆院議員 「自由闊達(かったつ)で、そして多様性に満ちた意見を尊重し、自民党ではきっとありえないと思うんですが、1期生がこの代表選のステージに立たせていただく。言行一致で立憲民主党はまとまっていく」

 吉田氏が届け出を提出したのはおよそ1分前で、ギリギリの調整でした。

 関係者によりますと、出馬を断念した江田憲司元代表代行が、推薦人を貸す形で候補の一本化になんとか間に合わせたということです。

 女性である吉田氏が加わったことで、多様性と「当選1回議員」という刷新感を出す狙いがあります。

 代表選は総数740ポイントで争われ、そのうち半分が地方議員や党員・サポーター票となります。

 吉田氏の当日出馬という直前のドタバタ劇に「こんな調子では政策を訴えても説得力がない」といった厳しい声も上がるなか、自民党の総裁選に埋没しないよう、23日の投開票までここから勝負となります。