日経平均先物は週末の夜間取引で1200円以上値を下げ、3万5150円をつけました。

 アメリカの雇用統計を受けて、景気の減速懸念が強まり、ダウ平均株価が大幅な値下がりとなったことが影響したとみられます。

 投資家からは週末「月曜日に株価が大幅に下落する」という悲観的な観測が相次ぎ、SNSでは一時「ブラックマンデー」がトレンド入りしました。

SNSから 「二番底に突入?」 「今回はマンデーだけで終わる?」

 この下落は、専門家も想定外のものでした。

ニッセイ基礎研究所 井出真吾氏 「私はちょっと驚きました。こんなに下がるとは思わなかった。アメリカの雇用統計の中身はそれほど悪くない。こんなに景気懸念が強まるような内容ではない。過剰反応しているんじゃないか」

 しかし、市場の過剰反応が収まるかどうかは予断を許さない状況だといいます。

井出氏 「週明けの東京市場は3万5000円ぐらいでいったん下げ止まると思います。その先は為替市場が安定するかどうか、円高が進むと日経平均もさらに下落幅を広げることになる」

(「グッド!モーニング」2024年9月9日放送分より)