9月9日は救急の日です。宮城県では2022年に救急出動の件数が過去最多に達していて、県は救急車を呼ぶか迷う時は専用の相談ダイヤルを使うよう呼び掛けています。

 県によりますと、119番通報による救急出動の件数は2022年に12万件を超え、10年前の約1.25倍と過去最高の水準となりました。

 これに伴い、通報から病院に収容されるまでの時間も長くなっていて2022年は約50分と、10年前に比べて9分ほど長くかかるようになりました。

 搬送される人の約6割が高齢者で、今後も高齢化が進むことにより出動件数が増えて医療体制のひっ迫を招く恐れがあります。

 宮城県医療政策課木戸要介課長補佐「救急隊や救急医療の方々が、限られた医療資源の中で増え続ける救急需要に対応いただいているという大変な状況になっております」

 搬送される人の3割以上が軽症などで、必ずしも救急通報が必要ではない場合もあります。
 県は、緊急時や重症の時は迷わず119番通報すべきだとする一方で迷った時は看護師らが相談に乗ってくれる、おとな救急電話相談#7119に電話するよう求めています。

 宮城県医療政策課木戸要介課長補佐「発熱をしただけとかですね。そういった時に本当に救急車かどうかっていうと、中々ご自身の判断がつかないケースもあると思うので、そういった場合はお電話で確認をいただければ」