8日に最終日を迎えたインカレ水泳。インカレ恒例、最終日の最終種目は4×200mフリーリレー。ここで順位が大きく変わることもあるため、最後まで気を抜けないラストレースです。

昨年このリレー種目優勝の近畿大学女子は、主将・難波実夢選手(近畿大学4年)、パリ五輪代表の谷川亜華葉選手(近畿大学3年)をメンバーに入れ、レースに臨みました。

1泳の難波選手は「ラストインカレだから、あとの3人にいい形でつなげたかった」と、トップを譲らず2泳の種村選手に引き継ぎます。 種村選手は昨年の優勝メンバーからは外れており、ラストインカレとなる今年、リレーメンバーに。強い覚悟でこのレースに挑んだ種村選手は、リードをより広げる泳ぎを見せます。 そして3泳はこのインカレでは結果が振るわず、悔しい思いをしている谷川選手。ここで早稲田大学の3泳、松本信歩選手の圧倒的な速さで並ばれ、少し苦しい展開に…。 それでもアンカーを任された1年生の大嶋選手は入水から一気に加速。ラスト50mでほかのチームを突き放し、見事近畿大学女子がこの種目優勝、連覇を果たしました。

谷川選手は「自分はダメダメで貢献できなかったけど、3人が頑張ってくれたことがうれしかった、ありがとうという気持ち」と涙ながらにチームメイトへの感謝を話しました。

女子4×200mフリーリレー結果 1.近畿大学(難波・種村・谷川・大嶋) 8:02.67 2.早稲田大学(松崎・青木・松本・小原)8:03.79 3.中央大学(弘中・今野・澤野・池本) 8:06.60

そしてこの種目をもって女子の総合優勝校が決定。 神奈川大学が3年ぶり3回目の女子総合優勝となりました。

女子総合結果 1.神奈川大 372.0点 2.中京大  354.0点 3.早稲田大 330.0点

※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。