セブン＆アイ・ホールディングスに対する買収提案が受け入れられなかったカナダのコンビニエンスストア大手は、引き続き買収提案を働き掛ける方針を明らかにしました。

　カナダコンビニエンスストア大手のアリマンタシォン・クシュタールは8日に声明を出し、「友好的な話し合いを拒否され、失望している」と明らかにしました。

　そのうえで「我々は両社が協力することで、相互に受け入れ可能な取引を成功させることができると信じている」と表明しました。

　セブン＆アイは6日、「当社の価値を著しく過小評価している」として、買収提案に賛同できないとする書簡を送っていました。

　今回、アリマンタシォンは声明で「我々は現金で買収する十分な余力がある」と強調する一方で、「金融機関や大手投資家と良好な関係を築いており、これらの投資家は当社を支援する用意がある」とアピールしています。

　買収金額を引き上げるという見方もあり、両社の出方が焦点となります。