27日に投開票される自民党の総裁選挙を巡り、高市経済安保担当大臣は「総合的な国力の強化が必要だ」と述べ、正式に立候補を表明しました。

高市経済安保担当大臣 「私、高市早苗は自由民主党総裁選挙に立候補をいたします。私は国の究極の使命は国民の皆様の生命と財産を守り抜くこと。領土、領海、領空、資源を守り抜くこと、そして、国家の主権と名誉を守り抜くことだと考えております」

 会見で高市氏は防衛力や外交力などの強化を訴えました。

 また、憲法改正や「令和の省庁再編」に意欲を示したほか、在職老齢年金制度を見直し、「働く意欲を阻害しない制度へと改革する」と述べました。

 一方、政治とカネの問題を巡っては「自民党改革を断行する」と述べ、「お金の入りと流れから属人性を徹底的に廃止する」と強調しました。

 使途の公正・公平性を担保できる仕組みや適材適所の人事システムを整備するほか、総理大臣や大臣の給与も廃止するとの考えを示しました。

 総裁選への立候補を表明したのは7人目で、10日には加藤元官房長官が出馬会見を開く予定です。