アメリカの8月の消費者物価指数は前の年の同じ月に比べて2.5%上昇し、市場予想を下回りました。

 アメリカ労働省が11日に発表した8月の消費者物価指数は前の年の同じ月に比べて2.5%上昇し、事前に市場が予想していた2.6%を下回りました。

 伸び率は5カ月連続で縮小しています。

 また、物価の変動が大きい食品とエネルギーを除いた指数は3.2%の上昇で、伸び率は7月の3.2%と同じでした。

 アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、今月17日から2日間の日程で金融政策を決める会合を開きます。

 FRBのパウエル議長は先月の講演で、9月からの利下げ開始を事実上、明言していて、雇用や物価の情勢を見極めながら利下げの幅やペースについて判断することになります。