農林水産省は、製粉会社などに売り渡す輸入小麦の価格を10月以降、引き下げると発表しました。

 小麦は、国内で必要とされる量の8割以上を海外から輸入しています。

 安定供給のために、政府が一括で買い上げて製粉会社などに売り渡していて、半年に一度価格を決めています。

 農水省が11日に発表した主要な小麦5銘柄の1トンあたりの平均価格は、1.8%引き下げ6万6610円でした。3半期連続の引き下げです。

 一般的に小売価格への反映は3カ月ほど先になると言われていますが、引き下げが小幅なことから、パンや麺類など商品の価格への影響は限定的と見られています。