ガザ地区では小中学校の新年度が始まりましたが、戦闘が長引いている影響で62万人以上が教育の機会を奪われていると懸念されています。

 ガザ地区南部のハンユニスでは、9日からテントの中で新年度の授業が始まっています。

 ユニセフによりますと、新たに小学1年生になるはずの子どもは4万5000人以上いるはずですが、確認が出来る状態ではないということです。

授業を受ける小学生 「僕の学校は爆撃されて破壊された」 「私の先生は殺害された」

 戦闘開始からまもなく1年ですが、多くの学校が破壊されたうえに、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)が運営する約200カ所の学校も避難所として使われていて、授業ができない状態が続いています。

 去年10月以降、教育の機会を奪われた生徒は62万5000人に上るということです。