自民党の総裁選挙では、経済や外交安全保障政策を巡っても論戦が交わされるなか、選挙戦序盤の議員票の動向が判明しました。

 今回の総裁選では、9人の候補者が乱立したことで1回目の投票では、国会議員票に大きな差はつかず議員票と同数割り振られる地方票の動向が重要になるとみられています。

 一方で、どの候補も過半数を獲得できず決戦投票にもつれ込むとの見方が大勢の中、決選投票では、地方票より比重が高くなる議員票がカギを握ることになります。

 その議員票について、テレビ朝日の序盤の分析では、小泉元環境大臣が50人を超える議員からの支持を集め先行しています。

 出馬表明で先陣を切った小林前経済安保担当大臣は、中堅・若手を中心に40人を超える議員が支持しています。

 一方で、地方票で上位に入るとみられている石破元幹事長と高市経済安保担当大臣は30人前後にとどまっています。

 このほか、林官房長官と茂木幹事長は出身派閥から一定のまとまった支持をとりつけ、河野デジタル大臣、上川外務大臣、加藤元官房長官は推薦人20人からの上積みを目指しています。

 ただおよそ80人の動向が分からず情勢が変わる可能性もあります。