自民総裁選と立憲代表選について、議員票の動向が判明しました。

 自民党の総裁選挙は今回、候補者が乱立したことで決選投票に進むとみられ、比重が高くなる議員票の動向が鍵となります。

 序盤の分析では、小泉元環境大臣が50人を超える議員からの支持を集めて先行しています。

 出馬表明で先陣を切った小林前経済安保担当大臣は、中堅・若手を中心に40人を超える議員が支持しています。

 一方で、地方票で上位に入るとみられている石破元幹事長と高市経済安保担当大臣は30人前後にとどまっています。

 林官房長官と茂木幹事長は出身派閥から一定のまとまった支持を取り付け、河野デジタル大臣、上川外務大臣、加藤元官房長官は推薦人20人からの上積みを目指しています。

 ただ、約80人の動向が分からず、情勢が変わる可能性もあります。

 一方、23日に投開票を迎える立憲民主党の代表選挙の議員票を巡っては、立候補した4人のうち野田元総理大臣が約3割弱の支持を固めていて、枝野前代表が続いています。

 泉代表と当選1回の吉田晴美衆議院議員は現時点で立候補に必要だった20人に届いておらず、支持に広がりを欠いています。