EV=電気自動車の開発に乗り出した家電大手のシャープが初めて車両を公開しました。

 シャープが開発中のEVは、5人乗りのワンボックスカーです。

 後部座席に特徴があります。普通に外が見える窓ですが、液晶シャッターが閉じるとプライベートな空間が完成します。

 「リビングルームの拡張空間」と位置付けた車内には、モニターや空気清浄機などシャープの家電製品を標準装備します。

 独自のAI技術やセンサー活用技術により、声で操作することも可能だということです。

 生産にあたっては、EVの受託生産や設計を手掛ける親会社・台湾の鴻海と連携し、数年後の販売を目指すとしています。

 展示会では他にも、人の視線を追跡する技術に使われる世界で最も薄い超小型カメラや、より良い発電効率を追求した次世代の太陽電池「ペロブスカイト」など最新の技術が公開されています。