自民党の総裁選挙に出馬している上川外務大臣が22日にもアメリカ・ニューヨークを訪れ、国連総会の関連会合に出席する方向で調整に入ったことが分かりました。

 政府関係者によりますと、上川大臣は、国連総会に合わせたG7=主要7カ国の外相会合や安保理改革を話し合う会合に出席する方向で調整に入りました。

 総裁選が佳境を迎えるなか、出席は見送るとの見方が有力でしたが、公務を優先する姿勢をアピールする考えとみられます。

 ただ、27日の投開票までに帰国する必要があるため一般討論演説は行わない方針です。

 国連総会を巡っては岸田総理大臣も最後の外国訪問としてアメリカを訪れ、21日に日米豪印4カ国の「クアッド首脳会合」に参加し、その後、国連未来サミットでスピーチを行います。