JR東海の在来線の「輪軸」に目安を超えた圧力がかかっていたことについて、国土交通省の斉藤大臣は、点検結果の詳細などの報告を求めていることを明らかにしました。

斉藤国交大臣 「JR東海に対して、点検結果の詳細や安全性の判断の根拠の詳細についての報告を求めている。取り扱いが適切であったか確認してまいりたい」

 JR貨物がデータ改ざんなどを行っていた問題を巡り、国交省は12日、全国の鉄道事業者に対して「輪軸」の緊急点検を実施するよう指示をしていました。

 その後、JR東海は14日、組み立て作業の点検を行ったところ、11本の輪軸で目安を超える圧力がかかっていたことを発表しました。

 データの改ざんなどはなく、目安の値を超えていても安全は確保されているとしています。

 斉藤大臣は17日、JR東海に対して点検結果の詳細などの報告を求めたうえで「鉄道輸送の安全確保のために必要な対応を行う」としています。

 今後、JR貨物は今月20日までに、全国の鉄道事業者は今月30日までに国交省に報告をするよう求めています。