女川原発2号機で、原子炉建屋内の非常用設備が計画外に作動したトラブルについて東北電力では、ねじを緩めた際にケーブルが外れてしまったことが原因などと発表しました。

 13日、女川原発2号機で定期検査に向けた準備作業を行っていた際に非常用ガス処理系と呼ばれる設備が計画外に作動しました。

 この設備は原子炉建屋内に放射性物質が漏れる事故が起きた際、自動的に起動して外部に放射性物質が放出されないようにします。

 東北電力ではトラブルの原因について、ねじを緩めた際にケーブルが外れてしまい通電状態が切れたため、非常用ガス処理系の起動信号が発信されたということです。

 東北電力は、訓練の徹底や教育資料の充実で再発防止に努めたいとしています。