中東情勢の緊張を受けてアメリカのバイデン大統領は全面戦争は「回避するべきだ」としてイスラエルのネタニヤフ首相と近く協議する意向を明らかにしました。

バイデン大統領 「(Q.中東での全面戦争は回避できるか?)そうしなければいけない。本当に回避しなければならない」

 バイデン大統領は29日、イスラエルとレバノンの「ヒズボラ」などとの間で緊張が高まっていることを受けて、全面戦争への拡大を回避するために「全力を尽くしている」と強調しました。

 ネタニヤフ氏との協議の時期については言及していませんが、バイデン氏から直接、緊張緩和に向けて働き掛ける狙いがあります。

 ただ、イスラエルがレバノンへの地上侵攻を計画するなど、ネタニヤフ氏は依然として強硬姿勢を崩していないとみられ、事態の打開につながるかは不透明です。