韓国は1日を「国軍の日」と定め、今年は臨時の休日としました。ソウル市内では大規模な軍のパレードが行われました。

 軍事パレードはソウル中心部で行われ、韓国軍の戦車のほか、戦闘機などが上空を飛行しました。

 さらに、弾頭が世界で最も重い水準で地下深くまで攻撃可能な弾道ミサイル「玄武(ヒョンム)5号」も初めて公開しました。

 また、アメリカ軍からは超音速戦略爆撃機B1Bも初めて飛行参加しました。

 国軍の日のパレードは去年、10年ぶりに行われ、2年連続での開催となりました。

 尹(ユン)大統領は演説で「北朝鮮が核兵器の使用を願うなら、韓米同盟の圧倒的な対応力に直面する」としたうえで、「その日がまさに北朝鮮の政権が終末の日となる」と牽制(けんせい)しました。

 一方、今年を臨時休日にした理由について韓国政府は「北朝鮮による挑発など安全保障環境が厳しくなっている」状況を踏まえ、「国民の関心を高める狙いがある」などとしています。