ロシア極東の地元メディアが北方領土を訪問した日本人男性がロシア当局から罰金を科されたと報じました。

 サハリン州のメディア「ASTV」によりますと、男性は名古屋市在住で、先月、国後島に宿泊し、郷土史博物館などを訪れたということです。

 国境地帯である北方領土などへの訪問にはロシア当局の入域許可が必要となります。

 報道によりますと、男性が取得していた入域許可は7月のものだったということです。

 そのため「形式的な罰金」を科されたとしています。

 この地元メディアは、多くの日本人は日本政府の意向に反してこれらの島々へ旅行をしたいと考えているなどと報じています。

 日本政府はロシアのビザを取得し、入域許可を得て北方領土を訪問することはロシアの管轄権を認めることになるため、日本人に渡航しないよう求めています。