最もブランド力がある市町村が決定。京都も横浜も抑えた1位は、はるばる行く“あの街”でした。

■街のブランドランキング1位函館

 どうやら「住みたい街」とは違うようです。自治体の「ブランド力」「ブランド偏差値」のランキング。

 調査を行ったのは大手建設会社の大東建託。18万人以上にアンケートを取り、全国の市町村の「認知度」「イメージの良さ」「訪問率」などを集計し、ブランド力として数値化しました。

 全国1700以上ある市町村の頂点に立ったのは、果たして…。

街の人(70代) 「東京の中では?」 街の人(60代) 「浅草」 街の人(70代) 「上野が好き」

 東京都内の自治体は、実はトップ10はおろか、上位50位にもランクインしていません。

 ブラインドランキング1位は「北海道函館市」。以下、「金沢市」「札幌市」「神奈川県鎌倉市」「神戸市」が続きました。

■京都も横浜も抑えた!理由は?

 1位になった函館市。ブランド力の源泉は何でしょう。

東京から来た人 「イカですよね、イカ」 埼玉から来た人 「100万ドルの夜景」

 地元の人にブランド力を聞くと、次から次へと。

函館市民 「山菜、農作物、魚介類、雪山あり、サーフスポットあり、フェリーあり。新幹線来て、高速道路来て、空港近い、パーフェクト。ナンバーワン・イン・ザ・ワールド」

 ただし、ブランド力の捉え方は年齢層によるのかもしれません。

函館市民 「もっと遊ぶ場所を増やしてほしい。買い物できる場所がここらへんは少ないから、大きいデパートみたいなものつくってほしい」

 函館の1位に専門家は、60歳以上の訪問率が若い世代の倍近く、「過去のブランドイメージの蓄積があるのでは」としています。